UR Niv Delver使用感と他のDelverデッキとの比較
UR Niv Delver使用感と他のDelverデッキとの比較
UR Niv Delver使用感と他のDelverデッキとの比較

いろいろサイドとかいじってみたけど、結局Tomさんのオリジナルを完コピしてレガシー東海王に臨み、優勝いただきました。Tomさんありがとうございます。

しかし、東海王戦以降にMO10リーグ回してみて、MO最終成績は59.6%と残念な感じになってしまった。

4-1 3回
3-2 5回
1-3 1回
0-3 1回


5-0できるチャンスもあったけど


・ボルカ持ってこよーっと→山ポチッ

・will唱えよーっと→「1」ポチッ→相手の呪文解決


こんな凡ミスしてマッチ落としてるから、集中力維持のためにも体調管理大事だなと痛感した。






【各マッチの成績】

ANT 4-4 50%

一番多く当たったANTに勝ちきれてないのが悔やまれる。

狼狽の嵐がメインに入ってて負けるのか?と思われる方もいるかと思いますが、妨害総枚数では他のデルバーデッキと差がないので、ハンデス経由でコンボスタートされると結局負け。

デルバーデッキ相手だと最終キルターンまでじっくり待って完璧なハンドからコンボスタート
なのでこちらとしては途中のドロソース等を打ち消し完璧なハンドまでの妨害をします。

例えば、ニヴメイガスの精霊を着地させ、相手の思案や渦まく知識を複数ストームの狼狽の嵐で打ち消し、余ったストームはニヴメイガスの精霊の能力でパンプ

相手のコンボが整うまでのスピードを下げながら、こちらのクロックを相手の計算外まで育てて2パンで倒す。

また、こちらのハンドに能動的に唱えることが出来るスペル(ドローソースなど)がある場合、それらをカウンター呪文で対象に取ることで、スタック上に唱えた呪文全て2点火力に置き換えることができる。

1/2ニヴメイガスの精霊
渦まく知識→目くらまし→狼狽の嵐

たったこれだけ唱えて、全てニヴメイガスの精霊の能力を起動すれば
11/12ニヴメイガスの精霊の爆誕

妨害用の呪文としての運用と2点火力としての運用の両方があるため、相手のライフをよく確認し、リーサルを逃さないようにしよう。



ミラクル 3-1 75%
グリコン 3-1 75%

対コントロールについて、メインはよく負ける
しかしサイド後に冬の宝珠が設置でき、維持できればほぼ勝ち

両デッキともコラガンの命令や議会の採決など割る手段があるが、3マナと重く冬の宝珠設置後は呪文貫きや目くらましを搔い潜って唱えにくい。ましてや狼狽の嵐なんてなかなか超えれない。

相手がしっかりマナを寝かせてから置こう。

対コントロールではクロックが細くなりがち
他のデルバーデッキでは点での攻めにおいてグルマグのアンコウやタルモゴイフと高打点クリーチャーがいるが、その枠がニヴメイガスの精霊なのでかなりクロック力は下がる。






【このデッキの根幹部分について】


《ニヴメイガスの精霊》
稲妻に対しては耐性があるものの、その他の除去を有する相手にはほぼ1/2のバニラ

しかもサイド後、紅蓮波も当たる

相手ハンドに除去が無いと確信が出来て、しっかりクロック刻めてるなら、短期決戦を仕掛ける事もあるが、そんなに無い

そもそもニヴメイガスの精霊の能力を起動する場合、ハンドを1枚失うわけで、そんなに連続して起動できる能力ではない

さらにカウンターが多いため能動的に唱えることができる呪文が火力とドローソースのみで大抵の相手が動かなければ1点クロックとなる

唯一ハンドアドを失わず能力を起動できるのは狼狽の嵐
狼狽の嵐と組み合わせて使用することでいきなり9/10の巨大生物を作り上げることも可能

特にデルバーでは不利なはずのチャリス系に対して、この巨大生物を作るとあっという間にゲームを終わらせてくれる(サイド後は漸増爆弾に注意)

このような印象が強いからか、ニヴメイガスの精霊に対してwillを使われるシーンが稀にある(ハンド2枚捨てて、手札に除去がありません!って公言してるようなものなので、なかなかおいしい)




《狼狽の嵐》
このデッキの特徴であるメインに積まれた3枚の狼狽の嵐

かなりマッチ依存の高いカード

デルバーミラーやショウテル相手ではただただパワーカードとなるが、デスタク、ゴブリンなどのバイアル系に対しては全く当たらないゴミ オブ ゴミ

チャリス系にも当たらないが、ニヴメイガスの精霊を大きくするパンプ呪文だと思えば使えるし、実際その動きができれば勝てる

しかし、バイアル系のデスタクには剣を鋤にがあるので簡単に除去されてしまうし、せっかく貯めた+1/+1カウンターがちらつき鬼火で無くなるし、ルーンの母で地上が完封されてしまうため、ニヴメイガスの精霊を大きくしても勝てるわけではない



しかし対デスタクにはこのカードがある!




《渋面の溶岩術師》
対フェア最終兵器

デスタクやデルバーミラーは除去されなければ盤面を掌握することが出来る

また普通のデルバーでは微不利のエルフに対しても、メインでは除去が1枚も入ってないため、このカードを引けてるだけで勝利をもたらしてくれる


ただし、コンボに対しては少し心もとない
相手のエンドに2点クロックを刻んではみるものの、墓地を2枚も追放しなくてはならないので、そのうち1点クロックと化す

(デルバーと合わせて5点クロックを刻む姿は昔の死儀礼を思い出させてくれた。)





《島》《山》
グリデルやカナスレなどの3色デルバーデッキのと比較ではこの基本土地が大きく異なる
上記の3色デルバーデッキは島を1枚採用している型もあるが、基本土地のみで全てのスペルを唱えることは不可能
しかし青赤の2色でまとめられたこのデッキは基本土地のみで運用可能である




話は少しそれるが…


グリデルやカナスレがなぜ3色なのかは採用される生物による

グリデル→グルマグのアンコウ
カナスレ→タルモゴイフ

この枠がニヴメイガスの精霊になっているため、青赤の2色で運用が可能となっている


それぞれの特徴をあげるなら

・グルマグのアンコウ
1マナ5/5の高スタッツ
稲妻、致命的な一押し、突然の衰微に耐性有り

・タルモゴイフ
2ターン目に設置可能
2体以上設置も可能
稲妻に除去耐性有り
基本サイズは4/5だが、デッキ構成や相手によっては5/6以上になることも

・ニヴメイガスの精霊
2体以上設置は可能だが、能力を起動できる回数は分散されるため、2枚引きたいカードではない
ただデルバーミラーでは能力を2回起動すれば5/6となりグルマグのアンコウとタルモゴイフを越えることができ、メイン除去の稲妻では死なない



ここで大事なのはニヴメイガスの精霊は無限のサイズアップを目指せるが、グルマグのアンコウやタルモゴイフと並ぶには2枚の呪文を解決することなく追放しなくてはならないという事

この点が許容できるマッチアップかどうか、また許容できる状況かどうかがこのデッキの非常に難しいところ

実際に手札の渦まく知識と思案、それに意志の力を当てて、全てニヴメイガスの精霊の能力を起動すれば、勝てそうな場面であっても、渦まく知識と思案と意志の力が唱えられるこの手札の方が強いと感じてしまい、なかなか能力を起動できない

それが正解の場合もあるし裏目ることもある

もっと使いこなせば適切なプレイが出来るのであろうが、なかなかのストレスを感じてしまった


なんせグルマグのアンコウとタルモゴイフは"何もしなくても高スタッツなのだから"


1/5/5!?

は!?

バケモンか!? と





【デルバーデッキ全般について】

基本的にデルバーデッキはどんな相手にもある程度戦えるいいデッキだと思う。


Grixis Delver
ハンデスを採用出来るグリデルはANTに一番勝てるだろう
他はだいたい似たようなもので、カウンターしか妨害手段がないと適度にハンデスをされてそのうち負ける
ただしハンデスは後半トップした時とても弱いから、そこを許容できるように素早くグルマグのアンコウを唱え、ゲームを終わらす

今一番使われているデルバーデッキ


Canadian Threshold
その昔はタルモゴイフがもっともコスパのいいクリーチャーではあったが、環境に真の名の宿敵やグルマグのアンコウが出てから下火になった。
自分も死儀礼禁止後から少し前まで使用しており今でも一線級の強さがあると思う。

他のデルバーデッキとの差はもみ消しを採用している事で、現環境においてそこまでケアされないためフェッチに対してもみ消しが刺さるとそのままゲーム終了なんて事もある

サイド後はもみ消しがバレても、相手のフェッチを強く使わせない事ができる
もみ消しケアでなるべく早めにフェッチを起動し、基本土地を集める動きは、レガシーにおいてシャッフルする貴重な機会を失うことになるので、相手の動きを鈍くする事ができる。

狼狽の嵐ともみ消しの比較になるが、デスタクやゴブリンなどのバイアル系にはもみ消しの方がマシ

相手からの不毛の大地、リクルーター能力、ルーンの母への疑似除去、石鍛治の神秘家のサーチ能力、殴打頭蓋の生体武器などなど当たりどころは割とある

アドバンテージを失う事が多いが、それでも動きを阻害出来るので狼狽の嵐よりはだいぶ使える





そして何よりカナスレは 美しい





このデッキで結果を出すとやたら賞賛の声を貰える
承認欲求に飢えたレガシー民にはたまらないご褒美となる



ではUR Niv Delverはどうかというと、デルバーデッキに強いデルバーデッキ

上の項でも記載したが、このデッキの特徴であるニヴメイガスの精霊、狼狽の嵐、渋面の溶岩術師がとにかく強い

相手からの除去はほぼ稲妻でありニヴメイガスの精霊には当たらず、5/6まで育てればグルマグのアンコウにも勝て、渋面の溶岩術師が盤面を強固にしてくれる


そして狼狽の嵐は実物提示教育に対して確定カウンターとして機能する




【総括】
友達にデルバーデッキやショウテル系デッキが多いならこのUR Niv Delverを使ってボコボコにしよう!







余談ですが、プテラマンダーはもう少し様子を見てから試します。
あと、ニヴメイガスの精霊を育てるのにすこし疲れたので、これからはコスパランキング最強のアンコウを使ってしばらくMO潜ります^ ^

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